雨空の午後の美術鑑賞~ミュージアムカフェ

アート

数日前、午後から時間が取れたのでどこかに出かけようということに。でも空を見上げると今にも降り出しそうな雨雲。そこで、久しぶりに美術館へ行くことにしました。

お気に入りの丸の内ブリックスクエアを通って・・・

 

 

バラの小庭を抜けると

 

 

目的地の三菱一号館美術館に到着です。この日のお目当ては父に勧められた「ルドン 秘密の花園展

 

 

恥ずかしながらルドンという画家のことはあまりよく知らなくて、でもルノワールやモネなど印象派の画家たちが活躍した時代に生きた画家であること、秘密の花園という素敵なタイトルに、幻想的な花畑の世界が広がっているのかと期待して訪れました。

 

 

最初に通されたのは「ルドンの黒」と称された黒がテーマの部屋。ルドンという画家は50歳を過ぎるまで色彩を用いず、木炭やリトグラフによる白黒の作品が中心だったらしい。その白黒の世界がなんとも不思議というか不気味で暗闇に浮かび上がる人面の植物だったり、眼球だったり・・・。

 

〈『ゴヤ頌』沼の花、悲しげな人間の顔〉 1885年 リトグラフ 紙 岐阜県美術館

 

《『起源』II. おそらく花の中に最初の視覚が試みられた》 1883年 リトグラフ/紙  岐阜県美術館蔵

 

この日のどんよりした空の色に、この不気味で陰鬱とした絵画はマッチしているような気もするけれど、美しい花園はどこ~??こういう絵を見にきたわけじゃないんだけど・・・と思いながらもしばらくこんな感じの絵が続いたところで黒の時代が終わり、いったん外廊下に出て休憩。

 

 

思い描いていたイメージと違いすぎて少し後悔したけれど、気を取り直して次の間へ。そこからようやく色彩の世界が広がり始めました。

 

《蝶と花》1910-1914年 水彩(木炭?)/紙  プティ・パレ美術館蔵

 

今回のみどころの一つはドムシー伯爵邸のお城の食堂装飾として描かれた16枚の壁画。この部屋の絵はレプリカで、フォトスポット用に食堂の絵画の位置配置が分かるように再現されたもの。もちろん本物も他のお部屋で観ることができました。

右端にあるグランブーケという絵画だけは特別に、この絵を鑑賞するためだけの小部屋が用意されていました。真っ暗な部屋に浮かび上がる大きなグランブーケの絵。ブルーの花瓶と色とりどりの花々が印象的です。この絵を見た時にようやく「秘密の花園」にたどり着けたと思えました。

 

 

絵画鑑賞の後は決まって立ち寄る館内にあるこちらのカフェへ。

 

 

週末やお昼時は激混みでなかなか入れないけれど、もう夕暮れ時だったのですんなりと入ることができました。クラシカルな雰囲気をそのまま残した素敵なカフェ。

 

 

ここではその時々の展覧会に合わせたお料理やスイーツを楽しむことができます。ルドン展の記念に「グランブーケ」をイメージしたデザート「秘密の花園~グランブーケ仕立て」を注文してみました。ブルーの器に盛られたレアチーズケーキにベリーやハーブ、エディブルフラワーや甘酸っぱいメレンゲが飾られた美しい一品。ランチタイムは黒の時代を再現したお料理もあるようですよ。ちょっと気になる・・・。

 

 

館内ではジャズが静かに流れていて、中にはショパンのノクターン4番Op.15をジャズ風に変えたものまで流れてきて思わず聴き入ってしまいました。

 

 

一角にはこれまでに開催された展覧会やアート系の本も置かれていて自由に見ることができます。行きたいと思いながら逃してしまった「Paris-オートクチュール 世界に一つだけの服展」の本を見つけたのでスイーツの後はしばし読書タイム。

 

 

クリスチャン・ディオール作の装飾が美しいイブニングドレス

 

 

1950年台のパリのマダム。撮影用かも知れないけれど犬の散歩姿もオシャレ。実際こういう方はパリならいそうだし・・・。

 

 

年を重ねても凛として、お洒落でいたい・・・。

 

 

美術館、絵画、スイーツ、音楽、ファッション…etc 様々な芸術に触れて心の洗濯ができた雨の日の午後でした。

 

 

 

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