朗読会

イベント

ご縁があり、週末、詩人の颯木あやこさんによる3冊目の詩集『七番目の鉱石―seventh ore』の出版記念朗読会に参加しました。
バラの庭園が広がる丘の上の大きな洋館には40名程の人々が集っていました。

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温かな午後の光が注ぐ中、前半はピアノ演奏をバックにあやこさんの新しい詩集から、約15編が朗読されました。後半はあやこさんのお父様でフルート奏者の佐藤和美さん、お母様でピアニストの佐藤文子さんによるドビュッシー作曲「牧神の午後への前奏曲」が演奏され、その後、あや子さんと詩人の葛原りょうさん、同じく詩人の野村喜和夫さんによる対談が行われました。詩と音楽に囲まれた何とも贅沢な時間。

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終演後のティータイムに葛原りょうさんから、むじか繋がりということで、御自身が創刊された総合文芸誌「ムジカ」を頂きました。

むじかと言えば遠藤周作先生の同名小説に『無鹿』があります。これは大友宗麟というキリシタン大名が宮崎県のある村を「無鹿」と名づけて自分の理想郷にしようとした歴史を辿るストーリーですが、なんと葛原さんは大友家の子孫なのだそうです。

いつか訪れてみたいと長らく思い描いていた町と縁のある方にまさかこういう形でお目にかかれるとは・・・!

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会が終わり外に出ると、まるでこの日朗読された詩のように儚く、妖しく、美しい夕焼け雲が空を染めていました。

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