先週、ルクセンブルク大使館で開かれた、とあるレセプションに出かけてきました。
遡ること2年前、ベルギーに住む親友から突然「カメラマンの友達が今度初めて日本に行くんだけど、どこか案内してもらえる?」とメールがあり、私の拙いフランス語で浅草や押上を案内したことが写真家、ジャック シュナイダーさんとの出会いの始まり。ジャックさんはルクセンブルクで6代に渡る写真家の家系に育ち、現在はカメラマンとして王室の仕事にも携わっているそうです。
あの時、初めて目にした日本の風景に大喜びだったジャックさん。
「僕は今回の滞在中に撮った写真で必ず写真集を作るよ!きっと素晴らしいものができるから楽しみにしていて!」と言い残してお別れしました。
帰国後、写真集を作っているという様子も全くなかったので、すっかり忘れかけていたところに突如届いた写真集完成のお知らせと出版記念レセプションの招待状。
その夜、大使館に到着するなり、ジャックさんが待っていましたとばかりに「Musicaに見せたいものがあるんだよ!」と部屋の一番奥に案内してくれました。途中の壁にはジャックさんが日本で写した写真の数々が飾られています。
そして一番奥の壁に飾られた一枚の写真
「あっ!!!!これ、私??!!」
「そうだよ!僕からのサプライズ!!この写真を僕の写真集に入れたんだよ!」とジャックさん。なんと!いつの間に撮られていたのでしょう!
「KIUJU」というタイトルのこの写真集、今年2017年はルクセンブルクと日本の外交樹立90周年ということに因んで、名付けられたそうです。中の写真もジャックさん選りすぐりの90枚。お値段もそれに因んで9,000円となかなか高価。
最初のページには前回の滞在中にお目にかかる機会に恵まれたという高円宮妃久子様からのメッセージが寄せられていました。
ページをめくっていくと、所々に
一緒に歩きながら目にした風景が写っていて、懐かしい記憶が次々と蘇ってきました。
さて、この日のレセプションにはジャックさんともうお一方、この秋にルクセンブルクの写真集を出版されるという写真家のハービー山口さんもゲストでいらしていました。大使からのご挨拶の後は、座談会という形でルクセンブルクや日本の印象、写真家としてお二人が伝えたい思いなどに耳を傾けたり、ギターとヴァイオリンの生演奏と共にハービーさんがルクセンブルクで撮影された写真をスクリーンで楽しんだりしました。
ハービーさんの写し出す世界は白黒の中にも温かみが感じられて、すっかり惹き込まれてしまいました。ハービーさんはこの春にも新しい本を出版されています。
レセプションの後半、お二人から大使館へのプレゼントということで、ハービーさんが撮影したルクセンブルクの写真にジャックさんが即興で色をつけるという提案がありました。
ジャックさんは自身が写した白黒写真に絵の具でペイントをするアート作品をよく制作しています。代表作の一つはこちら。被写体はルクセンブルクのアンリ大公でしょうか。
ジャックさんとハービーさんのコラボ作品ができあがるまでの間、ドリンクと美味しいアミューズ・ブーシュを摘みながら、生演奏を楽しみつつ、出席者の方々と歓談。今回は写真の愛好家やカメラ関係のお仕事の方が多かった気がします。
絵の具が乾くまで時間がかかりましたが、ようやく完成です!
写真の中の文字にはルクセンブルクのLuxが入らなかったのでオレンジでその文字を加えたのだとか。そして中心の木の幹からはエネルギーを発散させるイメージで、下のブルーは大地を流れる川を表しているのだそうです。
嬉しい再会に思いがけないサプライズと共に、2人の素晴らしいカメラマンによる写真の世界を堪能した楽しい夜となりました。
最後に・・・2年前、私が写した写真を探してみると、こんなものが出てきましたよ。
ジャックさんが撮ってくれたのと同じ場所(^^)楽しそうに鈴を鳴らしていた私と比べて神妙な面持のジャックさん。
次に来た時はどこへ案内しようかな。

















